この記事がおすすめな人

医療系またはIT系の進路・転職を検討している人
医療情報技師の仕事内容や将来性を知りたい人
自分に向いている職種か判断したい人
介護のお仕事探しなら、
介護サーチプラスが選ばれる理由
案件数が豊富。希望に合う仕事が見つかる
介護サーチプラスなら、週1日~ OK/高時給案件/夜勤あり・なしなど、あなたの希望条件に合わせてお仕事をご紹介。「家庭と両立したい」「しっかり稼ぎたい」「まずは少ない日数から」など、働き方の相談も歓迎です。
働いている間もおトクが続く。福利厚生サービスが使える
案件にご参加いただいている期間中は、福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」を利用可能。毎日の生活から休日のお出かけまで、"使える特典"がたくさんあります。
■ ベネフィット・ステーションとは
レジャー・エンタメ、グルメ、ショッピング、トラベルに加え、eラーニングなどの学習コンテンツ、結婚・育児・介護などライフイベントに関わるサービスまで、140 万件以上を優待価格で利用できる福利厚生サービスです。
*2026/02/04 時点

医療情報技師とは?【定義】
医療情報技師はどんな資格なのか、国家資格との違いが気になる方は多いはず。本セクションでは、資格の役割を整理しつつ、その定義を詳しく解説します。
医療とITの二刀流ともいえる、この職種ならではの特徴を紐解いてみましょう。
医療情報技師の定義と役割
医療情報技師は、医療とITの専門知識を証明する資格であり、現場ではその役割を担う専門職の呼称としても使われます。
電子カルテや予約システムなどを通じて、医療現場の業務効率化や情報活用を支えます。
医師や看護師のニーズを理解しながら、最適な仕組みを構築する点が特徴といえます。
主な役割は以下の通りです。
- 医療情報システムの企画・導入
- システムの運用・保守対応
- 医療スタッフとの調整・支援
- データの安全管理や活用
ITスキルだけでなく、医療知識と調整力が求められる点が重要です。
医療情報技師は国家資格?民間資格との違い
医療情報技師は、一般社団法人日本医療情報学会が認定する民間資格です。
医師や看護師のような国家資格とは異なり、取得しなくても業務自体は可能ですが、専門性の証明として評価されやすい傾向があります。
区分 | 内容 |
|---|---|
国家資格 | 法律で定められた資格。独占業務がある |
民間資格 | 学会や団体が認定。スキル証明として活用 |
医療情報技師は後者に該当し、実務能力を示す資格として位置づけられています。
出典:医療情報技師能力検定試験
医療情報技師能力検定の試験内容
医療情報技師として認定されるには「医療情報技師能力検定試験」に合格する必要があります。この試験は年1回実施され、3つの分野すべてで基準点を満たすことが求められます。
試験科目は以下の3分野です。
- 医学・医療系:医療制度や臨床知識
- 情報処理技術系:IT基礎やシステム知識
- 医療情報システム系:医療特有のシステム理解
3分野を横断して出題されるため、ITだけでなく医療の基礎理解も必要になります。複合的な知識が問われる点が、この資格の大きな特徴です。

医療情報技師の仕事内容
医療情報技師の業務は、単にPCを操作するだけではありません。現場の課題をITで解決する「企画」から、24時間止まらない医療を守る「保守・セキュリティ」まで、その役割は多岐にわたります。
システム企画・要件定義(上流工程)
医療現場の「困りごと」を吸い上げ、ITシステムの仕様に落とし込む最も重要な工程です。
- 現場ヒアリング:医師や看護師が「何に困っているか」を的確に把握
- 仕様策定:電子カルテや電子処方箋など、現場の運用に最適な機能を定義
- 導入計画:診療を止めずにシステムを入れ替えるための、緻密なスケジュールを組み上げる
単なる導入ではなく、現場のワークフローを最適化する「設計図」を描くのが技師の腕の見せどころです。
開発・設計業務
導入方針が固まった後は、必要な機能や連携条件を整理し、システムの設計や構築に関わります。
たとえば、診療情報提供書、各種健診結果、患者の情報を扱う仕組みでは、共有対象や閲覧方法を踏まえた設計が欠かせません。
院内で開発を進める場合もあれば、外部ベンダーと連携しながら要件定義や仕様確認を行う場面もあり、実務では調整力も問われます。
運用・保守・BCP対策(安定稼働の追求)
医療システムは1分1秒の停止も許されません。止まらない仕組みづくりと、万が一の備えを担います。
- 24時間365日の安定稼働: サーバやネットワークの監視を行い、トラブルの芽を未然に摘み取ります。
- BCP(事業継続計画): 災害時でも診療データにアクセスできるよう、バックアップ体制を整備します。
- 迅速な復旧対応: 障害発生時には原因を即座に切り分け、診療への影響を最小限に抑える指揮を執ります。
医療スタッフとの連携業務
医療情報技師は、医師、看護師、薬剤師、事務職員など多職種と関わりながら業務を進めます。
単なるシステム導入だけでなく、現場が使いこなせる状態に整えるのも重要な役割です。
たとえば、診察室や手術室で診療・薬剤情報を円滑に閲覧できる環境整備や、地域医療情報連携ネットワークの活用推進など、実務に沿った支援が不可欠です。
セキュリティ管理
近年急増している医療機関へのサイバー攻撃から、患者の個人情報を守ります。
- アクセス制御: 職種や役職に応じた適切な権限設定を行い、内部不正や情報漏洩を防ぎます。
- 脆弱性対策: OSのアップデートや二要素認証の導入など、常に最新の防御策を講じます。
- ログ監視: 不審なアクセスの有無を日常的にチェックし、セキュリティ意識の向上を院内に促します。

医療情報技師はどんな職場で働く?
働く場所によって、求められる「立ち回り」は大きく異なります。自分の適性がどこにあるか、働く環境ごとの特徴を確認してみましょう。
病院・クリニック
医療機関では、ITの専門家として現場のスタッフを支える「頼れる相談役」としての役割が問われます。
- 現場密着型の支援: 「操作がわからない」「画面が固まった」といった突発的なトラブルに即座に対応します。
- 多職種との架け橋: ITに詳しくない医療スタッフに対し、専門用語を使わずにわかりやすく説明する調整力が鍵となります。
- 院内DXの旗振り役: 現場の声を直接聞きながら、その病院に本当に必要なIT化を推進していくやりがいがあります。
医療システム企業
メーカーやベンダーでは、自社製品を武器に多くの病院の課題を解決する「ITのプロ」として活躍します。
- 広域な課題解決: 1つの病院にとどまらず、全国の医療機関へ最適なシステム構成を提案・構築します。
- 高度なカスタマイズ: 病院ごとの特殊な運用に合わせて、システムを最適化する技術的なコンサルティングを行います。
- 製品開発へのフィードバック: 現場での経験を活かし、より使いやすい次世代の医療システム開発へ貢献します。
コンサル・研究機関
国や地域の医療ネットワークなど、より大規模な仕組みづくりに関わります。
- 地域連携の構築: 病院間でのデータ共有など、地域全体の医療の質を高めるための基盤づくりを支援します。
- 政策・ガイドライン対応: 厚生労働省の指針に基づき、最新のセキュリティ基準や標準化の普及をリードします。
- データ利活用: 蓄積されたビッグデータを分析し、経営改善や医学研究に活かすための戦略を立案します。
院内SEとの違い
院内SEと医療情報技師は混同されがちですが、性質が異なります。
院内SEは職種名であり、病院内のITインフラ全般を担当するポジションを指します。一方で医療情報技師は資格であり、医療とITの知識を体系的に持つことを示すものです。
違いについては下記をご参照ください。
項目 | 院内SE | 医療情報技師 |
|---|---|---|
種類 | 職種(ポジション) | 資格 |
主な役割 | ITインフラ管理 | 医療×ITの専門対応 |
必要知識 | IT中心 | 医療+IT両方 |
位置づけ | 実務担当 | スキル証明 |
院内SEとして働きながら資格を取得し、専門性を高めるケースも多く見られます。

医療情報技師になるには?医療情報技師能力検定
医療情報技師を目指すには、決められたルートを理解しておくことが重要です。
資格の位置づけや試験制度を把握することで、効率よく準備を進められます。ここでは受検条件から試験内容、スケジュールまで徹底解説します。
受検資格
医療情報技師能力検定試験には、学歴や実務経験などの制限は設けられていません。IT未経験者や医療系の学生でも受検できる点が特徴です。
キャリアチェンジを考えている社会人にも門戸が開かれており、幅広い層が挑戦しやすい資格といえます。具体的なポイントは次の3点です。
- 学歴不問
- 実務経験不要
- 年齢制限なし
事前条件がないため、誰でもスタートできる資格です。
試験科目と認定基準
試験はマークシート方式で実施され、3分野すべてに合格する必要があります。いずれか1科目でも基準に届かない場合は認定されません。
医療とITの両方の理解が求められる構成となっています。試験概要は以下の通りです。
科目 | 試験時間 |
|---|---|
情報処理技術系 | 60分 |
医療情報システム系 | 90分 |
医学・医療系 | 60分 |
複数分野を横断して評価されるため、バランスよく対策することが大切です。
科目合格制度(2年間の有効期限)
すべての科目に一度で合格できなくても、「科目合格制度」によって段階的にクリアすることが可能です。合格した科目は2年間有効となり、その期間内に残りの科目へ再挑戦できます。
- 合格科目は2年間有効
- 不合格科目のみ再受検可能
- 最大3回で全科目合格を目指せる
働きながら学習する人でも、計画的に取得しやすい仕組みです。
試験日程と検定料(2026年度の例)
試験は年1回実施され、全国の会場で受検できます。スケジュールを事前に確認し、余裕を持って準備することが重要です。主な概要は以下にまとめました。
- 試験日程:2026年8月23日(日)
- 実施回:第24回
- 検定料:15,000円(税込)
- 科目合格者:13,000円(税込)※2024〜2025年の科目合格者のみ対象
年1回のみの実施のため、計画的な受検が不可欠です。
合格率と難易度
医療情報技師能力検定は、決して簡単な試験ではありません。合格率は例年30%台で推移しており、一定の対策なしでの合格は難しい水準です。
特に特徴的なのは、医療とITの両分野を横断して問われる点にあります。難易度のポイントは以下の通りです。
- 合格率は30%台
- 3科目すべて合格が必要
- 医療・ITどちらも出題される
医療職の人はIT分野、IT職の人は医療分野が壁になりやすく、バランスよく学習する必要があります。
一方で、科目合格制度を活用し、2〜3年かけて段階的に取得する受検者も多く見られます。

医療情報技師能力検定の勉強方法と対策
合格するためには、出題範囲に沿った体系的な学習と、実践的な演習の両方が欠かせません。特に公式情報をベースに学習を進めると良いでしょう。
① 公式テキストを中心に基礎固め
試験は、日本医療情報学会が発行する以下の公式テキスト第8版に準拠して出題されます。
- 医療情報 医学・医療編
- 医療情報 情報処理技術編
- 医療情報 医療情報システム編
まずはこの3冊を軸に、全体像を理解しましょう。
② 最新動向・制度改正の理解
試験では、テキストの内容だけでなく、医療ITの最新動向も問われます。特に以下の分野は頻出です。
- 医療DX(電子カルテ情報共有など)
- オンライン資格確認
- サイバーセキュリティ対策
制度や技術の変化が速いため、ニュースや公式資料をチェックする習慣を付けましょう。
③ 過去問題の反復と苦手分野対策
マークシート形式に対応するためには、過去問題の演習が不可欠です。出題傾向に慣れることで、得点力を安定させることができます。効率的な対策は次の3点です。
- 過去問題を繰り返し解く
- 間違えた分野を重点復習
- 苦手科目に学習時間を多く配分
多くの受検者は「医療またはIT」のどちらかが未経験分野となるため、自分の弱点を早めに把握しましょう。

医療情報技師は将来性がある仕事?
医療情報技師の将来性を考えるうえでは、資格の知名度だけでなく、医療現場で求められる役割の変化を見ることが大切です。
ここでは、医療DXの進展、AIや遠隔医療との関わり、将来のキャリア展開という3つの視点から、今後の需要について解説します。
医療DXによる需要拡大
医療情報技師の需要が伸びる背景には、医療DXの加速があります。
電子カルテ情報共有サービスは、全国の医療機関や薬局などで、患者が持つ電子カルテ情報の一部を共有する仕組みです。診療情報提供書、健診結果、臨床情報、患者サマリーなどの共有が想定されています。
政府は、遅くとも2030年までに、概ねすべての医療機関で標準化された電子カルテの導入を目指す方針を示しています。
2024年度診療報酬改定では「医療DX推進体制整備加算」が新設されました。なお、その後も2025年にかけてマイナ保険証利用率などの実績要件が見直されているため、最新の厚労省通知を確認する必要があります。
加えて、ランサムウェア被害への備えとして、BCP策定やバックアップ運用、アクセス管理を担う人材の需要も高まっています。
出典:令和6年度診療報酬改定の概要 【医療DXの推進】 厚生労働省保険局医療課
出典:健康・医療・介護|デジタル庁
出典:電子カルテ情報共有サービス|厚生労働省
AI・遠隔医療との関係
AIや遠隔医療の広がりも、医療情報技師の活躍領域を押し上げています。
遠隔医療の形態としては、オンライン診療などが制度上整理されています。そのほかにも、患者側に看護師等が同席する「D to P with N」や、複数ICUをネットワークで接続する「遠隔ICU」などがあります。AIや先進技術の活用も進んでいますが、実際の導入状況や適用範囲は医療機関ごとに異なります。
こうした仕組みでは、通信環境の整備やシステム運用の質が医療提供に直結します。
今後のキャリアパス
医療情報技師は、取得して終わる資格ではなく、実務経験を積みながら専門性を深めやすい点も魅力です。
代表的な進路としては、病院の情報部門、医療システム企業、研究機関などが挙げられます。さらに経験を重ねた後は、上級医療情報技師を目指す道もあります。
なお、上級医療情報技師能力検定試験は、2026年度の第20回から制度が改定され、一次試験は2科目に集約される予定です。あわせて、2年間有効の科目合格制度も導入されます。
観点 | 将来性が高い理由 |
|---|---|
医療DX | 2030年に向けて電子カルテ導入が進むため |
技術進化 | AI、遠隔医療、クラウド活用が広がるため |
人材価値 | 実務経験後に上級資格へつなげやすいため |

医療情報技師はどんな人に向いている?
医療情報技師は、ITと医療の両方に関わる職種であり、求められる適性も幅広いのが特徴です。
実務で活躍しやすい人の共通点から、適性を判断するポイントを解説します。
ITと医療どちらも興味がある人
医療情報技師は、ITだけ、または医療だけの知識では成り立たない仕事といえます。
両方の分野を横断して考える場面が多く、それぞれに興味を持てる人ほど成長しやすい傾向があります。
システム設計ではIT視点、現場調整では医療視点が問われるため、どちらか一方に偏らない姿勢が求められます。適性のポイントは以下の通りです。
- ITと医療の両分野に関心がある
- 新しい知識を学ぶことに抵抗がない
- 分野横断で考えることが苦にならない
コミュニケーション力がある人
医療情報技師は、医師や看護師、事務職員、ITベンダーなど、多くの関係者と連携しながら業務を進めます。
専門用語をそのまま伝えるのではなく、相手に合わせてわかりやすく説明する力が問われます。特に、ITに不慣れな医療スタッフとのやり取りでは調整力が重要になります。
具体的に求められるスキルは次の3点です。
- 相手に応じた説明ができる
- 意見を調整しながら合意形成できる
- チームで業務を進められる
論理的思考が得意な人
システム設計やトラブル対応では、原因を整理しながら解決策を導く力が求められます。
感覚的に判断するのではなく、情報を整理して順序立てて考える力がある人に向いています。特に障害発生時には、冷静に原因を切り分ける力が重要です。
具体的には以下のような力が活きます。
- 問題を分解して考えられる
- 原因と結果を整理できる
- 再発防止策まで考えられる

医療情報技師に向いていない人の特徴
すべての人に適した職種ではないため、向いていないタイプも把握しておくことが重要です。ここでは、ミスマッチになりやすい特徴を具体的に解説します。
ITだけやりたい人
医療情報技師は純粋なITエンジニアとは異なり、医療現場との関わりを前提とする仕事です。
そのためプログラミングや開発だけに集中したい人にとっては、調整業務や現場対応が負担に感じる可能性があります。ミスマッチになりやすいポイントは以下の通りです。
- 開発業務だけをやりたい
- 人と関わる業務を避けたい
- 医療知識の習得に興味がない
医療現場に関わりたくない人
病院勤務の場合、医療スタッフとの連携は日常的に発生します。現場の業務理解も不可欠であるため、医療に関わること自体に抵抗がある人には不向きです。
業務の一部ではなく、日常的に関わる点を理解しておく必要があります。向いていない傾向は以下の通りです。
- 医療分野に関心がない
- 現場との調整業務を避けたい
- 対人業務が苦手
夜間対応やトラブル対応が苦手な人
医療機関ではシステム停止が許されないため、障害対応が発生する可能性があります。
場合によっては夜間や緊急対応が必要になることもあり、柔軟に対応できる人が求められます。注意すべきポイントは以下の通りです。
- 緊急対応にストレスを感じやすい
- イレギュラーな業務が苦手
- 迅速な判断が問われる状況が苦手
安定した業務だけを求める場合は、他の職種も含めて検討するのが現実的です。

医療情報技師の年収・待遇はどれくらい?
医療情報技師を目指すうえで、収入や待遇は重要な判断材料になります。
ここでは一般的な相場をベースに、勤務先ごとの違いやキャリアアップ後の収入イメージを整理します。なお、具体的な金額は目安として参考にしてください。
平均年収の目安
医療情報技師に限定した公的な平均年収統計は確認しにくく、収入は勤務先(病院・ベンダー・コンサル等)、担当領域、経験年数、地域によって大きく異なります。
医療業界の技術職としては標準的な水準ですが、ITスキルの評価次第で上振れするケースもあります。年収に影響する主な要素は次の4点です。
- 勤務先(病院か企業か)
- 実務経験の年数
- 担当業務の専門性
- 地域差
同じ資格でも、働く環境によって収入に差が出やすい点が特徴です。
企業と病院での違い
勤務先によって給与体系が大きく異なります。安定性を重視するか、収入アップを狙うかで選択が分かれます。
項目 | 病院・医療機関 | 医療システム企業 |
|---|---|---|
給与水準 | 比較的安定 | 成果次第で上昇しやすい |
手当 | 資格手当あり(月数千円〜数万円) | 成果報酬・賞与が反映されやすい |
働き方 | 安定志向 | 実力主義寄り |
病院では安定した待遇が魅力ですが、企業ではスキルや実績によって収入が伸びやすい傾向があります。
キャリアアップ後の収入
経験を積むことで、収入の上昇も十分に期待できます。特に専門性や役職が上がると、待遇面にも大きな変化が出ます。代表的なキャリアアップは下記をご参照ください。
- 上級医療情報技師の取得
- 医療情報システム安全管理責任者
- 部門責任者・マネージャー職
これらのポジションでは、役職手当や基本給の上昇が見込まれ、年収600万円〜800万円以上を目指せるケースもあります。
また、国としても技術者人材の処遇改善や評価制度の整備が進められており、今後は待遇面の向上も期待されています。
.webp&w=3840&q=75)
医療情報技師と他資格との違い
医療情報技師は専門性の高い資格ですが、似た領域の職種や資格も多く、違いが分かりにくいと感じる方も多いでしょう。
ここでは代表的な比較対象である診療情報管理士とITエンジニアとの違いを整理し、選び方のポイントまで解説します
診療情報管理士との違い
診療情報管理士は、カルテや診療記録を扱う医療事務系の専門職です。一方で医療情報技師は、システムやネットワークを扱う技術職に近い立ち位置になります。
両者は同じ「医療情報」に関わるものの、役割は大きく異なります。
項目 | 医療情報技師 | 診療情報管理士 |
|---|---|---|
主な対象 | システム・ネットワーク | カルテ・診療データ |
業務内容 | 開発・運用・保守 | 記録管理・分析 |
必要知識 | IT+医療 | 医療知識中心 |
ITエンジニアとの違い
ITエンジニアは幅広い業界で活躍する職種ですが、医療情報技師は医療分野に特化している点が大きな違いです。特に医療制度や業務フローへの理解が求められるという特徴があります。
主な違いは以下の通りです。
- 医療情報技師:医療制度・現場運用まで理解
- ITエンジニア:技術領域に特化
- 医療情報技師:多職種との調整が多い
- ITエンジニア:開発や構築が中心
医療現場では、オンライン資格確認や電子カルテ情報共有など制度と密接に関わるシステムが多く、一般的なITスキルだけでは対応できない場面がある点も違いの一つです。
どちらを選ぶべきか
どの資格・職種にするかは、自分が「何に関わりたいか」を基準に選びましょう。業務の対象によって適性が大きく分かれます。
選び方の目安は以下にまとめました。
- 医療情報技師:システムやIT基盤に関わりたい
- 診療情報管理士:データ管理や分析に興味がある
- ITエンジニア:業界を問わず技術を活かしたい
医療機関では、これらの職種が連携して業務を進めるケースも多くあります。自分の興味が「IT寄り」か「医療データ寄り」かを基準に選ぶと、ミスマッチを防ぎやすくなります。

医療情報技師になるのはやめとけ?後悔する?
医療情報技師は将来性のある職種ですが、「やめとけ」と言われる理由も存在します。
主な要因は、医療とITの両方の知識が求められる負担の大きさや、トラブル対応などの責任の重さにあります。
特に、システム障害時には迅速な対応が必要なため、プレッシャーを感じやすい場面も少なくありません。
一方で、医療DXの推進により需要は高く、専門性を活かせる環境も増えています。
適性がある人にとってはやりがいの大きい職種であり、興味や志向に合っているかを見極めることが重要です。

まとめ
医療情報技師は、医療とITをつなぐ専門職として今後の需要拡大が期待される仕事です。
電子カルテや医療DXの進展により、システム導入・運用・セキュリティ管理まで幅広い役割を担います。
資格は民間資格であり、試験は3科目合格が必要で難易度はやや高めですが、段階的に取得できる仕組みがあります。
年収は400万円〜600万円が目安で、キャリア次第ではさらに上を目指すことも可能です。仕事内容や適性を理解し、自分に合うか見極めることが重要です。
介護のお仕事探しなら、
介護サーチプラスが選ばれる理由
案件数が豊富。希望に合う仕事が見つかる
介護サーチプラスなら、週1日~ OK/高時給案件/夜勤あり・なしなど、あなたの希望条件に合わせてお仕事をご紹介。「家庭と両立したい」「しっかり稼ぎたい」「まずは少ない日数から」など、働き方の相談も歓迎です。
働いている間もおトクが続く。福利厚生サービスが使える
案件にご参加いただいている期間中は、福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」を利用可能。毎日の生活から休日のお出かけまで、"使える特典"がたくさんあります。
■ ベネフィット・ステーションとは
レジャー・エンタメ、グルメ、ショッピング、トラベルに加え、eラーニングなどの学習コンテンツ、結婚・育児・介護などライフイベントに関わるサービスまで、140 万件以上を優待価格で利用できる福利厚生サービスです。
*2026/02/04 時点
よくある質問
Q.医療情報技師の資格取得は難しいですか?
難易度はやや高めとされており、特に未経験分野の学習が壁になりやすい試験です。医療系の人はIT、IT系の人は医療分野の理解が欠かせません。
また、3科目すべてに合格しなければならない点もハードルの一つです。ただし、科目合格制度を活用すれば段階的に合格を目指せるため、計画的に取り組めば十分に取得可能です。
Q.医療情報技師能力検定の合格率はどれくらい?
医療情報技師能力検定の合格率は、例年30%台で推移しています。
第23回(2025年度)医療情報技師能力検定試験では、受検者3,089名、合格者1,086名、合格率35.2%でした。
出題範囲は明確で、公式テキストに沿った学習と過去問題対策を行えば、現実的に合格を狙える水準です。継続的な学習が結果に直結しやすい試験といえます。
Q.医療情報技師は未経験でもなれる?
未経験からでも医療情報技師を目指すことは可能です。試験には受検資格がなく、学歴や職歴の制限もありません。
ただし、合格には医療とITの基礎知識が必要となるため、独学またはスクールなどでの学習が重要になります。特にどちらかの分野が未経験の場合は、基礎から段階的に理解を深めることがポイントです。
Q.医療情報技師は将来なくなる仕事?
医療情報技師の需要は今後も続くと考えられています。医療DXの推進や電子カルテの普及、サイバーセキュリティ対策の強化などにより、IT人材の必要性はむしろ高まっています。
AIの導入が進んでも、医療現場に合わせたシステム運用や調整業務は人の役割が残りやすい領域といえます。そのため、将来的にも一定の需要が見込まれるでしょう。









.webp&w=1920&q=75)

.webp&w=1920&q=75)