介護サーチプラスについて

介護サーチプラスは、2025年7月に誕生した、総合介護メディアです。いろいろな情報が溢れて比較が難しい時代に、介護に携わる方に「施設ごとにまとまった簡潔な分かりやすい情報」をお届けすることを目的に2025年7月に誕生しました。
介護サーチプラスを通じて、日本の介護業界に貢献できればと考えております。

Overview of nursing care in Japan

日本の介護の状況

日本では少子高齢化が深刻化しており、今後ますます要介護人口（85歳以上の高齢者）が増え、介護する人間は減少していくことが予想されます。

内閣府「令和6年版高齢社会白書」によれば、2024年時点での85歳以上人口は約600万人ですが、2040年には1000万人を超えると推計されています。これは総人口の約1割に相当し、要介護・要支援認定者の大半がこの層に集中すると見られています。

一方で、生産年齢人口（15〜64歳）は、2020年の約7500万人から、2060年には約4500万人にまで減少する見通しです。　国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」

この結果、高齢者1人を支える現役世代の人数は、現在の約2人から、将来的には1人未満になると予測されています。

さらに、介護人材については2025年に32万人、2040年には69万人が不足すると試算されており（厚生労働省「介護人材需給推計」）、現在の体制では介護サービスの維持が困難になることが懸念されています。

このように、高齢化は「量的増加」だけでなく、「支える側の減少」とのダブルインパクトをもたらし、日本社会全体に広範な構造的影響を及ぼすことが確実視されています。